平成26年度北里大学薬学部生涯学習セミナー(後期)のお知らせ
【後期テーマ】 地域医療を支える薬剤師のための臨床推論~臨床現場で必要な知識と技能~
薬剤師は、患者さんへの服薬指導や在宅医療など、プライマリ・ケア現場で幅広く活躍が期待されています。例えば、服薬指導中や在宅訪問中に患者さんがちょっとした体の不調を訴えることは十分にあり得ます。 そこで、今回の本セミナーでは、プライマリ・ケアの現場で役立つように、患者さんの症状から疾病やその重症度を見極めるポイントと医師への伝達方法を体感します。また、患者さんの多剤併用(ポリファーマシー)を起因とする体調の変化を症状から推論するカンファレンスを行います。奮ってご参加下さい。
第1回:平成27年1月24日(土) 午後2時00分~午後5時45分
テーマ:「患者さんのバイタルサインと緊急度の見極め」
講義内容・講師 |
---|
講義1: バイタルサインとトリアージ&アクション 1 (14:00~15:30 90分講義) 「在宅の訪問先で患者さんの状態が普段と違います!」など、このような場面に遭遇した場合、薬剤師としてどのように緊急性を見極め、次の行動に移りますか? 血圧計や酸素飽和度測定器がなくても、緊急度を見極めることは可能です。そこで、まずバイタルサインの診方と救急初療の基本的な考え方などの知識を学びます。 講義2(実習形式):バイタルサインとトリアージ&アクション 2 (15:45~17:45 120分実習)講義1.で習得した理解を実践して頂くために、胸痛を訴える患者さんやお薬を服用後のアナフィラキシーショックになった患者さんのシナリオ等を活用して、どのように容態の緊急度の見極めるかを皆さんと一緒にロールプレイ形式で体感して頂きます。 |
講師: 齋藤 裕之 先生 |
- 主 催: 北里大学薬学部生涯学習センター
- 共 催: 北里大学薬友会・(公財)日本薬剤師研修センター
- 時 間: 午後2時00分~午後5時45分
*講義2は実習形式で120分の講義になり通常よりも30分早い開始時間です。ご注意ください。 - 場 所: 北里大学薬学部 3号館3301講義室
- 定 員: 60名(先着順)
(1グループ数名にて活動します。必ず事前にお申込みください。定員になり次第締め切りといたします。) - 対 象: 本学および他薬系大学の卒業生
- 受講料: 3,000円
- 認定単位:日本薬剤師研修センター認定研修 2単位
- 申込締切:平成27年1月12日(月) 定員になり次第締め切りといたします。
第2回:平成27年2月21日(土) 午後2時30分~午後5時45分
テーマ:「臨床推論セミナー ~総合診療医との対話で学ぶ~」
講義内容・講師 |
---|
講義1:重症感のとらえ方(14:30~16:00) 講師: 徳田 安春 先生 (独立行政法人地域医療機能推進機構 研修センター長) さまざまな症状を訴えて薬局や医療機関を訪れる患者には重篤な疾患を発症している人々がいます。このような患者は緊急な治療や処置を受ける必要があります。講義1では、そのような重症患者を見抜くスキルを学習していきます。これらのスキルを身につけることにより、迅速な重症度判断を行っている総合診療医のスナップ診断の秘密に迫り実践できるようになります。 |
講義2:くすりもリスク(16:15~17:45) 講師: 徳田 安春 先生 (独立行政法人地域医療機能推進機構 研修センター長) 最近増加しているポリファーマシーにより、多数の高齢者が薬剤副作用による症状を発症し、薬局や医療機関を訪れています。講義2では、実際に臨床現場で遭遇したケーススタディーを用いて薬剤の副作用症例について学習していきます。どのような患者が、どのような薬剤で、どのような副作用を認めることが多いのかについて理解することにより、臨床現場で直ちに応用することができるようになります。 |
- 主 催: 北里大学薬学部生涯学習センター
- 共 催: 北里大学薬友会・(公財)日本薬剤師研修センター
- 時 間: 午後2時30分~午後5時45分
- 場 所: 北里大学薬学部 1号館1501大講義室
- 定 員: 300名
- 対 象: 本学および他薬系大学の卒業生
- 受講料: 各回 2,000円
- 認定単位:日本薬剤師研修センター認定研修 2単位
- 申込締切:平成27年2月16日(月)
申込方法
お申し込みは終了致しました。