平成25年度北里大学薬学部生涯学習セミナー(後期)のお知らせ
【後期テーマ】 バイタルサインの診方とそのあと
薬剤師は、患者さんへの服薬指導や在宅医療など、プライマリ・ケア現場で幅広く活躍が期待されています。例えば、受診中の患者さんは急変することがあります。すなわち、病院はもちろん医療提供施設である薬局においても、患者の急変は起こりえます。
そこで、今回の本セミナーでは、プライマリ・ケアの現場で役立つように、患者さんの症状から疾病やその重症度を見極めるポイントをカンファレンス形式で解説して頂きます。
第1回 日 程:平成26年1月25日(土) 午後2時30分~午後5時45分
テーマ:「臨床推論セミナー ~総合診療医との対話で学ぶ~」
講義内容・講師 |
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講義1:臨床推論の基本ルール (14:30~16:00) 講師:徳田 安春 先生 (筑波大学付属病院水戸地域医療教育センター 茨城県厚生連総合病院水戸協同病院 総合診療科教授) 臨床推論は臨床医学で最も重要なスキルです。臨床推論が応用される領域には、緊急度や重症度を判断する際のトリアージ、診断、治療方針の決定、予後の推定などが含まれます。今回のセミナーでは、臨床推論でよく用いられる基本ルールについて学習していきます。これらの基本ルールを身につけることにより、迅速かつ正確な診断をおこなっている総合診療医のスナップ診断の秘密に迫り実践できるようになります。 |
講義2:臨床推論のピットフォール (16:15~17:45) 講師:徳田 安春 先生 (筑波大学付属病院水戸地域医療教育センター 茨城県厚生連総合病院水戸協同病院 総合診療科教授) 実際に臨床現場で遭遇するようなケーススタディーを用いて臨床推論のピットフォールについて学習していきます。どのような推論ピットフォールやバイアスとその対策法があるか、その頭の中をのぞいてみるような体験をしながら学習していきます。実際に遭遇するようなコモンなケースを採用するため、初学者でも楽しく学習することができます。処方箋薬局で従事する薬剤師や重症患者を管理する病棟薬剤師などが活躍している臨床現場で直ちに応用することができるようになります。 |
- 主 催: 北里大学薬学部生涯学習センター
- 共 催: 北里大学薬友会・公益財団法人日本薬剤師研修センター
- 時 間: 午後2時30分~午後5時45分
- 場 所: 北里大学薬学部1号館1501大講義室
- 定 員: 300名
- 対 象: 本学および他薬系大学の卒業生
- 受講料: 2,000円
- 認定単位:日本薬剤師研修センター認定研修 2単位
- 申込締切:平成26年1月20日(月)
第2回:平成26年2月15日(土) 午後2時00分~午後5時45分
テーマ:「患者さんのバイタルサインと緊急度の見極め」
講義内容・講師 |
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講義1:バイタルサインとトリアージ&アクション 1(14:00~15:30 90分講義) 講師:齋藤 裕之 先生 (萩市民病院 総合診療科 医長) 土肥 直樹 先生 (相模原市国民健康保険内郷診療所 所長) 「在宅の訪問先で患者さんの状態が普段と違います!」など、このような場面に遭遇した場合、薬剤師としてどのように緊急性を見極め、次の行動に移りますか? 血圧計や酸素飽和度測定器がなくても、緊急度を見極めることは可能です。そこで、まずバイタルサインの診方と救急初療の基本的な考え方などの知識を学びます。 |
講義2:バイタルサインとトリアージ&アクション 2(15:45~17:45 120分実習) 講師:齋藤 裕之 先生 (萩市民病院 総合診療科 医長) 土肥 直樹 先生 (相模原市国民健康保険内郷診療所 所長) 講義1で習得した理解を実践して頂くために、胸痛を訴える患者さんやお薬を服用後のアナフィラキシーショックになった患者さんのシナリオ等を活用して、どのように容態の緊急度の見極めるかを皆さんと一緒にロールプレイ形式で体感して頂きます。 |
- 主 催: 北里大学薬学部生涯学習センター
- 共 催: 北里大学薬友会・公益財団法人日本薬剤師研修センター
- 時 間: 午後2時00分~午後5時45分
*講義2は実習形式で120分の講義になり通常よりも30分早い開始時間です。ご注意ください。
- 場 所: 北里大学薬学部1号館1603講義室
- 定 員: 60名(先着順)
(1グループ数名にて活動します。必ず事前にお申込みください。定員になり次第締め切りといたします。)
- 対 象: 本学および他薬系大学の卒業生
- 受講料: 3,000円
- 認定単位:日本薬剤師研修センター認定研修 2単位
- 申込締切:平成26年2月5日(水) 定員になりましたので締切りいたしました。
(当日受付はございません。ご了承ください。)
申込方法
お申し込みは終了致しました。